CASE STUDY

持続可能なビル運営へ:           サプライチェーンを巻き込みサーキュラーエコノミーを実現する

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  • 会社名

    大手不動産会社 様

  • 対象地域

    東京

  • 事業内容

    交通・不動産・生活サービス事業など

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課題

当社は、経営の持続可能性を高めるため、循環型社会に適応した商業ビルの管理を目指しており、ビルで発生する廃棄物の削減を掲げています。削減計画を策定するにあたり、テナント企業によって排出する廃棄物の種類や量、処分方法等が異なり、どのように多種多様な企業と連携しながら取り組むべきか課題感がありました。そこで、様々な業界と協働し循環型の取り組みを行ってきたアミタに相談しました。

解決策

数値的な分析のみならず、実際の排出・保管場所の現地視察などを通じて、取り組み優先度の高い廃棄物を明確にし、個別企業の発生状況に応じた再資源化方法を検討することで、全体最適かつ効率的に削減に結び付く解決策を提案しました。
具体的に、優先度の高い廃棄物を確認し、分別方法を変えれば減容化・再資源化、さらにマテリアルリサイクルできるものを明らかにし、サーキュラーエコノミーに準じた「廃棄物の分別方法」「再資源化方法」を提示しました。 結果、今後の削減計画・再資源化計画の策定に役立つ廃棄物情報の集め方・分析方法を提案することで、今後の実行計画並び循環型社会に適応したビル管理の実現に貢献しました。

導入の効果

  1. 実際の排出・保管場所なども視察した上で、減容化や再資源化をもたらす具体的な分別方法の改善など、廃棄物の削減や再資源化の推進に役立つ実践的なナレッジを蓄積することができた。
  2. 各社の廃棄物状況に応じて、そもそも廃棄物を減らすような対応策やコンポストまたは有価物・マテリアルリサイクル化など、3Rではなくサーキュラーエコノミーの視点から、また同時に脱炭素にも貢献する解決策を、優先順位も含めて整理することができ、有益な今後の計画材料を獲得できた。

導入フロー

Step 01

数値分析

現在排出している廃棄物の種類と量を整理し、廃棄物の総量削減に向けてどこに注力すべきかを明らかにしました。

Step 02

排出・保管場所の現地視察

施設から排出される廃棄物の実物や分別・保管状況を確認し、現場担当のヒアリングも含めて現状を把握しました。具体的な個社・個別の廃棄物について、減容化や再資源化に向けた改善ポイントを洗い出すことができました。

Step 03

削減・再資源化方法のご提案

現地視察後、各廃棄物に応じた分別方法や削減方法を提案しました。
例えば、最も排出されていた「生ごみ」を減容化するために、非食・可食のものと分けて考え、非食はコンポストや破砕の機械導入、可食は従業員の持ち帰りも含めた様々な有効活用案を検討しました。また、汚れの少ない廃プラスチックなどは分別方法を見直すことでマテリアルリサイクルを可能にし、Scope3の削減並びにより高度なサーキュラ―エコノミーへの貢献策などを提示しました。
これらの分析方法・再資源化の提案を通じて、テナントを含むサプライチェーンを巻き込んだサーキュラーエコノミー施策の策定・実現に貢献しました。

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