課題

取引先からサプライヤーエンゲージメントの要請を受け、SBT認定取得を目指した目標設定と削減に向けた実行計画が必要となりました。また、自社製品の多くが住宅や車体の塗装に使用されており、少子高齢化による既存事業の市場縮小が懸念されていました。そのため、単なる目標設定だけでなく、自社製品に新たな価値を生み出すサーキュラーな事業の創出も目指したいと思い、攻めと守りの両方の戦略策定と実行に強みを持つアミタさんに相談することにしました。

解決策

循環型新規ビジネスの社会実装を導入、構想・構築、実践の3つのフェーズに分けて実施しました。 まず、多拠点から構成された部署横断型の「未来経営プロジェクト」を発足し、メガトレンドのインプットや自社のありたい姿を明確化し事業を構想しました。その後、プロジェクト自体のビジョンも策定することで事業案を再整理し、プロトタイプの検証や実践を行いました。また、ビジネス創出に加えて、SBT取得申請や既存製品に使用するサステナブル素材の開発も行いました。


導入の効果

  1. これまで会社の風潮として新しい事業案を企画し議論をすることが少なかったが、アミタの支援のおかげでサーキュラーな事業案の立て方からプロトタイプの実践方法まで、一通りの進め方を学ぶことができた。
  2. 外部状況の変化やメガトレンドのインプットなどを行うことで、改めて自社のありたい姿や強みを明確にすることができた。
  3. アミタの支援終了後も、自分たちだけで部署横断型のプロジェクトを発足し新たな事業を構想する等、自己変革力(ダイナミックケイパビリティ)を高めることができた。

導入フロー

新規事業の社会実装に焦点を当ててご紹介します。

Step 01

導入フェーズ「自社のありたい姿と強みの明確化」

部署横断型の未来経営プロジェクトを発足し、新規事業の方向性やビジネスモデルキャンパスを作成するため、メガトレンドのインプットや、自社のありたい姿と自社の強みを明確化しました。

Step 02

構想・構築フェーズ「新規事業案の立案」

新規ビジネスを構想するため、新規ビジネスのビジョンを策定し、ビジョンに照らし合わせて事業案の再整理・ブラッシュアップを行いました。その後、新規ビジネス案を選定し、事業案の実行可能性調査や事業スキームの構築を行いました。


Step 03

実践フェーズ「新規事業案の実証」

ビジネスモデルを実践するために、事業創出に必要な経営資源の確保や、事業戦略の継続的改善を行いました。最終的に事業案を実証し、サービスを利用したユーザーの声から改善を重ね、引き続き社会実装に向けて取り組みを進めています。

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