Recycled products and manufacturing flows
リサイクル製品(サーキュラー
マテリアル)と
製造フロー
概要
主に無機物から原燃料の代替製品を製造し、全国各地へ提供
アミタの茨城・姫路・北九州の循環資源製造所では、主に無機物から原燃料の代替製品を製造しており、陸上輸送だけでなく海上輸送を効果的に活用し、全国各地のユーザーに提供しています。
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各工場で製造される製品/商品の詳細
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スラミックス®
カロリー(発熱量)が高いにも関わらず、不純物が含まれているなどの理由で再利用されずに廃棄されている廃油や廃溶剤などを調合した製品が、スラミックス®です。またカロリーがほとんどない廃酸や廃アルカリは通常は燃料には成りえませんが、アミタの茨城・姫路の製造所ではこれらの発生品もスラミックス®の原料になっています。
スラミックス®は、主にセメント工場の「焼成工程」において「仮焼炉(かしょうろ)」と「ロータリーキルン」と呼ばれる設備で石炭の代替燃料として使用されます(カロリー換算で、スラミックス1トンが石炭約700Kgに相当)。また非鉄製錬メーカー、鉄鋼メーカー、石灰メーカー、製紙メーカーにおいても重油の代替燃料として使用されています。 -
セメント原料(原料系、燃料系)
様々な業種の製造工程から発生する、汚泥や燃え殻、ばいじん等を調合した製品です。茨城・川崎・姫路・北九州の製造所で生産されています。原料系はセメント工場で、主に粘土の代替として使用されます。セメント燃料系はカロリーを含んでいるため、石炭の代替として焼成工程の仮焼炉で使用されます。
※アミタ地上資源製造パートナーズでも製造を行っています。 -
特殊鋼原料(Ni、Cr)
Ni(ニッケル)やCr(クロム)といった有用な金属元素が含まれているにもかかわらず、不純物のマテリアルバランスが天然資源とは異なるために廃棄されることが多い発生品を、調合して製品化しています。メッキ工場から発生する汚泥や、ニッケル触媒を使用する工場から回収した使用済み触媒などを主な原料とし、ステンレス鋼原料として使用できるように加工しています。アミタの姫路・北九州の製造所で生産されています。
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金属原料(Cu)
上記と同じく、マテリアルバランスの違いによって価値が見いだされない多種多様な発生品を調合した製品で、主にCu(銅)を含んだものです。基板メーカーなどのメッキ工程から発生する汚泥や銅を含んだ使用済み触媒などを主な原料とし、銅原料として使用できるように加工しています。アミタの姫路・北九州の製造所で生産されています。