水産認証 MSC/ASC
概要
水産製品の環境付加価値訴求とサプライチェーンマネジメントを両立!
現在クロマグロやカタクチイワシなど海の水産資源の約35%(※2019年時点)が、過剰漁獲の状態にあると言われています。世界的に天然水産資源の枯渇問題が深刻化する中、水産養殖に対する需要は年々高まっており、2030年には、世界の水産物の約50%以上が養殖によって生産されると予想されています。
乱獲や環境負荷の大きい漁法・養殖場などによる水産物を、加工・流通・小売事業者が見分ける手段があまり無く、消費者も、持続可能な漁業による水産物を選ぶことが難しいのが現状です。
MSC/ASC認証を取得した漁業/養殖場によって生産された水産物にはラベルを付けることができるため、消費者が持続可能な水産物を判別し選択することができます。漁業者から消費者まで、誰もが責任ある持続可能な水産資源の利用に参加できるしくみです。
アミタは、以下2種類の水産認証審査サービスを提供しています。
・MSC(Marine Stewardship Council: 海洋管理協議会)認証
・ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)認証
水産認証のしくみ
MSC認証は漁業、ASC認証は養殖水産物に関する認証制度です。 漁業・養殖場を認証する「MSC漁業認証」「ASC養殖場認証」と、認証された漁業・養殖場で生産された水産物を消費者に確実に届けることを目的とした「CoC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証」があります。認証水産物を使用した製品には、ラベルをつけることができます。環境意識の高まりとともに、これら認証水産物を選ぶ企業や生活者が増えています。(ASI-ACC-036)
アミタが実施する水産認証
漁業 / 養殖場認証 | CoC(加工流通過程の管理) 認証 |
|
---|---|---|
MSC(漁業) | アミタでは 実施していません |
|
ASC(養殖) | ||
RFM(漁業)※ | アミタでは 実施していません |
(審査業務のみ) |
2024年3月30日現在、アミタはASCの養殖場認証審査機関であり、またMSC・ASCのCoC認証審査機関です。MSC漁業認証の審査サービスは行っておりません。(ASI-ACC-036)
また、アラスカの責任ある認証プログラム「RFM(Responsible Fisheries Management)認証」の認証機関であるMRAG
Americas社と提携し、2023年12月から主に日本でRFM-CoC認証の審査サービスを行っています。
※RFM認証は、2010年にアラスカで開発された天然の水産資源を漁獲する漁業に対する認証プログラムです。アラスカの責任ある漁業管理のもと持続可能な漁業で漁獲された認証水産物であることを示します。国連食糧農業機関の規定に基づいて策定されたこのプログラムは、世界で初めてGSSIの認定を受けた、国際的にも高く評価されている認証プログラムです。
認証ラベル(MSC/ASC)
MSC | ASC |
---|---|
水産認証会員ページにはID・PASSが必要です。
主な環境認証審査の流れ
認証を取得するには、審査基準に従った管理体制の構築と実行が必要です。
MSC漁業認証・ASC養殖場認証の場合は、認証取得のための本審査の前に予備審査を行い、本審査で認証された後も、毎年、認証規格を継続的に順守しているかを確認するため、年次監査を実施します。CoC認証も認証取得後に毎年の年次監査が必要となります。
認証の有効期限
認証機関から発行される証明書には有効期限があります。
MSC漁業認証:5年間 ASC養殖場認証:3年間 MSC/ASC CoC認証:3年間
有効期間後に認証を継続する場合は、更新審査を受けていただくことで認証が更新されます。
認証審査にかかる期間や費用は、事業の規模や形態などによって変わってきます。まずはフォームよりご依頼・ご相談ください。
ASC養殖場認証に関するご意見について
ASC認証のお客様に関するステークホルダーの皆様からのご意見がありましたら、
こちらのお問い合わせフォームからご記入ください。
水産認証に関する異議申し立て・苦情について
水産認証に関する異議申し立て及び苦情についてこちらをご覧ください。
ご依頼・ご相談
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資料ダウンロードや、お見積り依頼が可能です。
※弊社は審査機関のため、認証取得に向けたコンサルティングはできませんのでご了承ください。
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